• "訴訟上の和解"(/)
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  1. 江戸川区議会 2003-06-24
    平成15年 第2回 定例会-06月24日-01号


    取得元: 江戸川区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-04
    平成15年 第2回 定例会-06月24日-01号平成15年 第2回 定例会 平成十五年 第二回定例会 江戸川議会会議録 第六号 第二回定例会 第一日 一、開会日時 平成一五年六月二十四日(火曜日)午後・一時 二、出席議員(四十四名)   一番   小俣則子 君   二番   須田哲二 君   三番   鵜沢悦子 君   五番   田中 健 君   六番   福本光浩 君   七番   高木秀隆 君   八番   藤澤進一 君   九番   斉藤正隆 君   十番   早川和江 君   十一番  田中壽久 君   十三番  河合恭一 君   十四番  藤沢久美子
      十五番  竹内 進 君   十六番  田中淳子 君   十七番  川瀬泰徳 君   十八番  片山剛男 君   十九番  田之上郁子君   二十番  笹本 尚 君   二十一番 須賀清次 君   二十二番 須賀精二 君   二十三番 荒井輝夫 君   二十四番 島村和成 君   二十五番 間宮由美 君   二十六番 瀬端 勇 君   二十七番 春山仲次 君   二十八番 北川 浩 君   二十九番 倉内 眞 君   三十番  佐々木 隆君   三十一番 稲宮須美 君   二十二番 藤居阿紀子君   三十三番 田島 進 君   三十四番 渡部正明 君   三十五番 八武崎一郎君   三十六番 光山 実 君   三十七番 土田アイ子君   三十八番 酒井 実 君   三十九番 渡辺清一 君   四十番  安田 明 君   四十一番 吉越邦夫 君   四十二番 田辺達昭 君   四十三番 小泉敏夫 君   四十四番 花島貞行 君   四十五番 片山知紀 君   四十六番 松下彰男 君 三、欠席議員(二名)   四番   木村長人 君   十二番  深江一之 君 四、出席説明員   区長   多田正見 君   助役   池澤正彦 君   収入役  磯谷 昇 君   経営企画部長        實方 健 君   総務部長 櫻田 孝 君   都市開発部長        淺川賢次 君   環境防災部長        原 信男 君   生活振興部長        矢萩立夫 君   福祉部長 坂本宏昭 君   子ども家庭部長        山﨑 求 君   健康部長 稲毛律夫 君   江戸川保健所長        岡崎卓見 君   土木部長 土屋信行 君   経営企画部参事        渡辺 浩 君   同企画課長        浅野潤一 君   秘書室長 山﨑 実 君   総務部総務課長        秋元孝行 君   総務部副参事        原野哲也 君   同    深野将郎 君   教育長  清水敬弘 君   教育委員会事務局次長        酒井洋介 君   監査委員事務局長        入江 博 君   選挙管理委員会事務局長        戸村雄一 君 五、出席区議会事務局職員   事務局長 髙﨑賢一 君   議事係長 窪川成雄 君   書記   澤田正司 君   同    山之内 優君   同    木村浩之 君   同    山口俊明 君   同    日比生俊一君 六、議事日程 日程第一  会議録署名議員の指名 日程第二  会期の決定 日程第三  議  案    第二十四号議案  平成十五年度江戸川一般会計補正予算(第一号)    第二十五号議案  平成十五年度江戸川国民健康保険事業特別会計補正予算(第一号)    第二十六号議案  江戸川区特別区税条例の一部を改正する条例    第二十七号議案  江戸川事務手数料条例の一部を改正する条例    第二十八号議案  江戸川住民基本台帳カードの利用に関する条例    第二十九号議案  江戸川浄化槽設置等助成条例の一部を改正する条例    第三十号議案   江戸川地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例    第三十一号議案  江戸川区立児童遊園設置及び管理に関する条例の一部改正する条例    第三十二号議案  瑞江駅南自転車駐車場整備工事(その三)請負契約    第三十三号議案  一之江駅西自転車駐車場整備工事(その三)請負契約    第三十四号議案  物品の買入れについて    第三十五号議案  訴訟上の和解について 日程第四  報  告
       報告第四号    平成十四年度江戸川一般会計の継続費の繰越使用について    報告第五号    平成十四年度江戸川一般会計繰越明許費繰越使用について    報告第六号    平成十四年度江戸川一般会計事故繰越繰越使用について 日程第五  発 議 案    第六号発議案   電力の安定供給に関する意見書 日程第六  陳  情        自 第一号   至 第四号                               散  会         ──────────────────────────      午後一時開会 ○議長(八武崎一郎 君) ただいまから、平成十五年第二回江戸川議会定例会を開会します。         ────────────────────────── ○議長(八武崎一郎 君) これより本日の会議を開きます。         ────────────────────────── ○議長(八武崎一郎 君) 招集者のあいさつを許します。多田区長。      〔区長 多田正見君登壇〕 ◎区長(多田正見 君) 平成十五年第二回区議会定例会の開会に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。  本定例会は、選挙後初の定例会でございます。区長就任二期目を迎えておりますが、この際、区政の基本的な姿勢の一端を申し上げまして、御理解をいただきたいと思っております。  今、私たちを取り巻く内外の情勢は、まことに多くの苦難を抱えていると言わざざるを得ないのでありますが、この苦難に対峙して、いかなる変革をもってこれを乗り越えていくかということが時代の大きなテーマであると考えております。その意味では、この江戸川区政におきましても、大いなる変革の道をこれからも歩み続けていかなければならないと考えております。  こうした中で、最近特に強く心を動かされるのは、このような時代にくじけることなく、多くの区民の方々が将来に希望を抱き、お互いの知恵と努力によって立ち向かっているというその心意気を随所に見せているということであります。厳しい時代の中でこそ際立つこうした区民の熱い思いやバイタリティーが、本区の明日を夢あるものにしてくれると確信しているのであります。この区民の元気をさらに大きな力として拡大させることを区政の何よりの課題としていかなければならないと思っております。  さて、この四年間を振り返ってみますと、最大の目標は何といってもしっかりとした財政基盤を確立することでありました。施策の見直しや再構築、人件費の抑制、組織のスリム化民間活力の導入、IT化による事務の合理化など、区政運営あり方万般にわたり思い切った変革に努めてまいりました。こうしたさまざまな努力が実り、ようやく積立金の増加や債務の減少、毎年百項目以上にわたる新規・拡充事業への取り組みが可能となったのであります。  言うまでもなく、健全財政は区政の根幹を支えるものであります。現時点での財政環境から見て、その状況は今後一層厳しいものになっていくに違いありません。増え続ける人口、特に子ども人口の増加や高齢化の進展が行政需要を押し上げてまいります。一方で、今日の経済状況では歳入増は期待することができず、行政サービス面での歳出抑制にもおのずから限界がございます。さらにこのたびの地方財政三位一体改革の結末も、極めて不安な将来を予測させるものであります。今、区財政を信号に例えれば、依然として限りなく赤に近い黄色だと言わざるを得ないのであります。そこで、今後も区政の各分野にわたって一層の改革を進め、真に必要な施策を大胆かつスピーディーに展開し得る行政体質を確立すべく、決意を新たにしているところであります。  さて、これからの新しい時代に向けての区政について申し上げます。  初めに、「子育て支援」と「教育」の充実であります。本区の特長である多くの子どもたちが豊かな心を持って将来を担う大きな力に成長するために、最重点に取り組むべき課題であります。家庭における深い愛情と、その素質を十分に伸ばして育て上げる学校教育、また、豊かな知性や感性を広げていくための地域教育を通して、子どもたちが立派な人間として成長することは言うまでもありません。家庭、学校、地域それぞれが今日的な社会の状況をしっかりと踏まえ、新しい連携のあり方をどのように構築するかということが、これからの大きな課題の一つであります。  幸い本区には、子育て、教育にふさわしい資源がふんだんにあります。江戸川や荒川という大河川を初め、海をも擁する自然環境は、本区のすぐれた特長であります。また、道路や公園、区画整理事業の整備など、まちづくりを進めてきた先人や、今日なお努力を惜しまず、地域に貢献をしてくださっているさまざまな区民の方々の営みが、育ちゆく子どもたちにとって格好の教科書でもあると言えるのであります。この得がたい環境や教材を利して、子どもたちの心に育つたくましい魂を大きく膨らましてあげたいと思うのであります。  今、新しい施策として、「子育てひろば」や、「すくすくスクール」とこれに併設する学童保育事業の開設、小・中学校の学校選択制導入、世界にはばたく「青少年の翼」事業などに取り組んでいるところであります。今後も子どもたちの成長を応援する環境づくりを拡大・充実して、若い世代が安心して子どもを育てられる「子育て・教育の江戸川区」を一層推進してまいります。  次に、これからの大きな課題である熟年施策についてであります。  本区の高齢化率は、まだまだ低いとは言うものの年々伸び続けており、介護保険の対象者も急増しております。現在、介護サービス受給者は、高齢者人口の十人に一人の割合でありますが、これを少しでも引き下げ、健康な人生を全うできる「元気施策」の推進に力を注いでいかなければなりません。これまで本区では、リズム運動カルチャー教室人材センターなど、広範な元気施策を進めてまいりました。このような施策を土台にして、もっと若い世代から健康に関心を持ち、生活習慣病予防のために、それぞれが意識的に努力する区民運動を展開していかなければならないと考えているのであります。  一方、介護が必要な方々にとって重要なのは、身近で安心して生活できる介護施設を地域に数多く整備することであります。人はだれしも生涯の最期を住みなれた場所で終えたいと願っております。したがって、できる限り身近で多様な介護基盤を用意し、在宅での介護を行いやすくする短期入所施設やグループホームなどの整備を進めていく必要があります。このことは、介護をする側の負担の軽減にもなり、早期に拡充すべく取り組んでまいります。  以上、「子育て・教育」、「熟年」施策について申し上げましたが、これらを力強く推進することが、とりもなおさず生活基盤を支える中堅層の方々の安定・安心につながるものと考えております。さらに、区政の主要な柱である区画整理都市計画道路事業の推進、不況下における適切な産業振興策、また、障害者施策にかかわる取り組みにつきましても、最善を尽くしてまいりたいと考えております。  最後に、本区の将来を展望する新長期計画の実現でありますが、この三月に平成十六年度までの「実施計画」を策定したところであります。新しい時代を担う区民が、豊かな心と知恵と勇気を持って支え合う、「共育」「協働」の地域社会実現に向けた施策を確実に具体化してまいります。  まず、環境について実践的に学ぶ「エコセンター」でありますが、検討委員会を設置いたしまして、平成十六年度開設を目指して、区民各層との意見交換を交えながら論議を進めているところであります。また、「共育」を通し、多くの区民の参画を実現する「総合人生大学」につきましても、早い時期に学識者による設立準備会を設置して、運営方法やカリキュラムの検討を進めてまいります。今年度中に構想をまとめ、十六年度秋に一部開校の予定であります。これらの事業は、いずれも未来に向けたあらゆるステージにできるだけ多くの区民が登場し、活躍していただくことを願って取り組むものであります。本区ならではの人のきずなを大切にした、心の触れ合う区政を実現してまいりたいと思います。  さて、何といっても区民第一主義こそ揺るぎない私の政治信条であります。区民の安心を守り、喜びを分かち合う、区民と心を一つにした区政をこれからも進めてまいります。さまざまな困難はありますが、そのことへのたゆみない挑戦こそが理想の江戸川区に向かう唯一の道であることを肝に銘じてまいります。  本定例会では、補正予算を初め十二件の議案をお諮りしております。それぞれ御審議の上、御決定いただきたいと存じます。  以上をもちまして、招集のごあいさつといたします。         ────────────────────────── ○議長(八武崎一郎 君) 次に、先般の人事異動により就任しました幹部職員を紹介したいとの申し出がありますので、これを許します。池澤助役。      〔助役 池澤正彦君登壇〕 ◎助役(池澤正彦 君) 六月十六日付で転入及び異動した幹部職員を御紹介申し上げます。  部長級   土木部長土屋信行。  課長級   区民施設公社事務局長原野哲也。   環境促進事業団事務局長深野将郎。  以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。         ────────────────────────── ○議長(八武崎一郎 君) 事務局長に諸般の報告をさせます。      〔髙﨑事務局長報告〕         ────────────────────────── 十五総総文キ一-八第十三号 平成十五年六月十七日                   江戸川区長  多  田  正  見 江戸川議会議長    八武崎 一 郎 殿      江戸川議会定例会の招集について(通知)  別紙告示写のとおり、平成十五年第二回江戸川議会定例会を平成十五年六月二十四日に招集したので通知します。         ────────────────────────── 十五総総文キ一-八第十四号 平成十五年六月十七日                   江戸川区長  多  田  正  見 江戸川議会議長    八武崎 一 郎 殿      議案及び報告の送付について  平成十五年六月二十四日招集の平成十五年第二回江戸川議会定例会に提出する左記議案及び報告を、別紙のとおり送付いたします。              記          〔 以 下 略 〕         ────────────────────────── 十五総総文キ一-八第十六号 平成十五年六月二十三日                   江戸川区長  多  田  正  見 江戸川議会議長    八武崎 一 郎 殿      議案の追加送付について  平成十五年第二回江戸川議会定例会に提出する左記議案を、別紙のとおり追加送付いたします。              記          〔 以 下 略 〕         ────────────────────────── ◎事務局長(髙﨑賢一 君) 説明員の出席については、区長、教育委員会委員長代表監査委員選挙管理委員会委員長から、お手元に配付しました文書表のとおり通知がありましたので、御了承願います。  四番、木村長人議員、十二番、深江一之議員から、それぞれ所用のため欠席の届け出がありました。         ────────────────────────── △日程第一 会議録署名議員の指名 ○議長(八武崎一郎 君) 日程に入ります。  日程第一、会議録署名議員の指名。  会議録署名議員は、江戸川議会会議規則第百二十一条の規定により、二番、須田哲二君、四十五番、片山知紀君を指名します。         ────────────────────────── △日程第二 会期の決定 ○議長(八武崎一郎 君) 日程第二、会期の決定。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から七月四日までの十一日間としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(八武崎一郎 君) 御異議なしと認めます。したがって、会期は十一日間と決定しました。         ────────────────────────── △日程第三 議  案 ○議長(八武崎一郎 君) 日程第三、議案。  第二十四号から第三十五号までの各議案を一括議題とします。  事務局長に議案を朗読させます。      〔髙﨑事務局長朗読〕         ────────────────────────── 第二十四号議案  平成十五年度江戸川一般会計補正予算(第一号) 第二十五号議案  平成十五年度江戸川国民健康保険事業特別会計補正予算(第一号)
    第二十六号議案  江戸川区特別区税条例の一部を改正する条例 第二十七号議案  江戸川事務手数料条例の一部を改正する条例 第二十八号議案  江戸川住民基本台帳カードの利用に関する条例 第二十九号議案  江戸川浄化槽設置等助成条例の一部を改正する条例 第三十号議案   江戸川地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例 第三十一号議案  江戸川区立児童遊園設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 第三十二号議案  瑞江駅南自転車駐車場整備工事(その三)請負契約 第三十三号議案  一之江駅西自転車駐車場整備工事(その三)請負契約 第三十四号議案  物品の買入れについて 第三十五号議案  訴訟上の和解について  右の議案を提出する。   平成十五年六月二十四日                提出者 江戸川区長  多  田  正  見         ────────────────────────── ○議長(八武崎一郎 君) 提案者の趣旨説明を求めます。池澤助役。      〔助役 池澤正彦君登壇〕 ◎助役(池澤正彦 君) ただいま上程されました各議案につきまして御説明を申し上げます。  第二十四号議案、平成十五年度江戸川一般会計補正予算(第一号)は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ四千百八十二万四千円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ千七百七十九億六千七百九十一万四千円とするものであります。予算書・同説明書三ページをお開きください。  第一表、歳入歳出予算補正。歳入。第一款特別区税は二億五千円で、特別区たばこ税年課税分。第十款使用料及び手数料は八百八十五万九千円で、住民基本台帳カード交付手数料及び広告物許可手数料。第十二款都支出金は八千四百五十七万六千円で、高齢者いきいき事業費都補助金及び介護予防拠点整備事業費都補助金並びに商店街活性化事業費都補助金。第十四款寄付金は二十万千円で、指定寄付金三件。第十六款繰越金マイナス三億百八十一万二千円で、繰越額減額。  四ページ、歳出。第二款総務費は十五万円で、指定寄付に伴う野村・立井国際交流基金への積立金。第三款区民生活費マイナス一億二千四百三十一万円で、国民健康保険事業特別会計繰出金の減額。第五款福祉費は四千二百九十七万四千円で、配食サービス支援事業費及びくつろぎの家整備費。第七款産業振興費は四千二百九十五万八千円で、商工活性化事業費。第九款土木費は八千万円で、都市計画道路整備費。第十款教育費は五万二千円で、指定寄付に伴う木全育英事業基金への積立金。  以上、一般会計予算補正は、歳入歳出それぞれ四千百八十二万四千円の計上であります。  第二十五号議案、平成十五年度江戸川国民健康保険事業特別会計補正予算(第一号)は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ七億八千三百二十一万二千円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ五百四十八億二千四百十七万四千円とするものであります。七ページをお開きください。  第一表、歳入歳出予算補正。歳入。第三款国庫支出金は三億二千六百三十三万八千円で、高額医療費共同事業負担金。第五款都支出金は三億二千六百三十三万八千円で、高額医療費共同事業負担金。第六款共同事業交付金は二億五千四百八十四万六千円で、共同事業交付金。第七款繰入金マイナス一億二千四百三十一万円で、一般会計繰入金の減額。  八ページ、歳出。第五款共同事業拠出金は七億八千三百二十一万二千円で、高額医療費共同事業医療費拠出金。  以上、歳入歳出予算補正は、それぞれ七億八千三百二十一万二千円であります。  第二十六号議案江戸川区特別区税条例の一部を改正する条例は、地方税法等の一部を改正する法律の制定に伴い、次の三点等について規定の整備を行うものであります。  第一点は、平成十五年七月一日から施行するたばこ税税率改正等に関するものです。七月一日以後に売り渡し等が行われた製造たばこに限り、税率を千本につき三百九円引き上げ二千九百七十七円に、ただし旧三級品の紙巻きたばこについては、税率を千本につき百四十六円引き上げ千四百十二円にいたします。同時に、製造たばこを販売のため所持する一定の卸売販売業者等及び小売販売業者に対して、手持ち品課税を行い、必要な手続について定めます。  第二点は、平成十六年一月一日から施行する区民税に関するものです。個人投資家市場参加を促進するため、上場株式譲渡所得等を平成十六年度以降合計所得金額に算入しないこととし、源泉徴収を選択した特定口座にかかる所得については申告を要しないこととします。また、長期所有上場特定株式等譲渡所得にかかる百万円の特別控除を廃止いたします。さらに、道府県民税配当割等の創設に伴い、特定配当にかかわる所得等を平成十七年度以降所得割の課税標準から除外し、区民税の申告を要しないこととします。  第三点は、平成十六年四月一日から施行する軽自動車税に関するもので、申告書等の様式を整備するものです。  その他、規定の整備を行います。  第二十七号議案江戸川事務手数料条例の一部を改正する条例は、手数料についての新設及び改正であります。新設は、平成十五年八月二十五日からの住民基本台帳ネットワークシステム本格稼働に伴い、住民基本台帳カードの交付について手数料を定めるものです。交付一件につき五百円とし、平成十五年八月二十五日から施行いたします。改正は、屋外広告物許可申請手数料について、東京都屋外広告物条例が改正されたことに伴い、区の手数料を改訂するものです。面積五平方メートルまでごとに広告塔の申請手数料の額を四百二十円増額し、三千二百二十円にするほか、十四項目について別表第二に定める額とし、平成十五年八月一日から施行いたします。なお、優良宅地造成及び優良住宅新築認定申請手数料について、根拠法の条文にずれが生じたため、規定を整備し、交付の日から施行いたします。  第二十八号議案江戸川住民基本台帳カードの利用に関する条例は、住民基本台帳法第三十条の四十四、第八項の規定に基づき、住民基本台帳カードにより自動交付機を利用して住民票の写し、印鑑登録証明書の交付が受けられるようにするものです。利用目的、利用の手続、個人情報安全確保措置等の規定を定めます。あわせて江戸川印鑑条例の一部を改正し、自動交付機の利用ができる規定等を整備いたします。いずれも規則で定める日から施行いたします。  第二十九号議案江戸川浄化槽設置等助成条例の一部を改正する条例は、公共下水道の普及に伴い、瑞江駅南部土地区画整理事業施行区域を助成対象指定地域から除外し、指定地域の縮小を行うものです。交付の日から施行いたします。  第三十号議案江戸川地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例は、条例を適用する地区整備計画区域に瑞江駅西部地区及び東葛西五丁目付近地区の二地区を加え、規定を整備するものであります。交付の日から施行いたします。  第三十一号議案江戸川区立児童遊園設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は、都市計画決定を受け、新たに公園として設置する江戸川区鹿骨四丁目十四番五号の江戸川区立鹿骨北児童遊園を廃止するものです。交付の日から施行いたします。  第三十二号議案及び第三十三号議案は工事の請負契約で、江戸川区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第二条の規定により提案するものであります。  第三十二号議案、瑞江駅南自転車駐車場整備工事(その三)請負契約は、一般競争入札で、契約金額十億五千八百四十万円。契約の相手方は、港区港南二丁目十五番二号、大林・鶴ケ谷建設共同企業体。構成員の代表は、港区港南二丁目十五番二号、株式会社大林組東京本社取締役副社長上原 忠。構成員は、江戸川区東瑞江二丁目十番地、鶴ケ谷建設工業株式会社代表取締役鶴ケ谷仁志。  第三十三号議案一之江駅西自転車駐車場整備工事(その三)請負契約は、一般競争入札で、契約金額九億八百二十五万円。契約の相手方は、港区芝浦一丁目二番三号、清水・イケハタ建設共同企業体。構成員の代表は、港区芝浦一丁目二番三号、清水建設株式会社代表取締役野村哲也。構成員は、江戸川区本一色三丁目三十五番十一号、株式会社イケハタ代表取締役池端 圭。  第三十四号議案、物品の買入れについては、江戸川区議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条の規定により提案するものであります。長寿祝品贈呈用として、江戸川区共通商品券四万五百組を随意契約により買い入れるものです。契約金額一億二千百五十万円。契約の相手方、江戸川区船堀四丁目一番一号、江戸川区商店街振興組合連合会代表理事杉本英臣。  第三十五号議案訴訟上の和解については、平成十四年二月十九日、区立の小学校の児童及びその両親から国家賠償法第一条第一項の規定に基づき損害賠償請求訴訟を提起されたものであります。このことについて、地方自治法第九十六条第一項第十二号の規定に基づき、裁判所から示された条項等で和解し、解決金として金五万円の支払いを定める等について、議決を求めるものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(八武崎一郎 君) 説明されましたただいまの各議案について、質疑を許します。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(八武崎一郎 君) なければ、質疑を終結します。  この審査のため、第二十四号から第三十五号までの各議案は、総務委員会に付託します。         ────────────────────────── △日程第四 報 告 ○議長(八武崎一郎 君) 日程第四、報告。  報告第四号から第六号までを一括議題とします。  事務局長に文書を朗読させます。      〔髙﨑事務局長朗読〕         ────────────────────────── 報告第四号    平成十四年度江戸川一般会計の継続費の繰越使用について 報告第五号    平成十四年度江戸川一般会計繰越明許費繰越使用について 報告第六号    平成十四年度江戸川一般会計事故繰越繰越使用について  地方自治法施行令第百四十五条第一項第百四十六条第二項及び第百五十条第三項の規定により、別紙計算書のとおり報告する。  平成十五年六月二十四日                   江戸川区長  多  田  正  見         ────────────────────────── ○議長(八武崎一郎 君) 提出者の趣旨説明を求めます。池澤助役。      〔助役 池澤正彦君登壇〕 ◎助役(池澤正彦 君) 報告三件について御説明申し上げます。  報告第四号、平成十四年度江戸川一般会計の継続費の繰越使用については、道路新設改良費の二件でございます。別紙継続費繰越計算書のとおりであります。  報告第五号、平成十四年度江戸川一般会計繰越明許費繰越使用については、北小岩地区区民施設建設費外四件でございます。別紙繰越明許費繰越計算書のとおりであります。  報告第六号、平成十四年度江戸川一般会計事故繰越繰越使用については、都市計画道路整備受託事業費でございます。別紙事故繰越計算書のとおりであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(八武崎一郎 君) 以上で報告を終わります。  第四号から第六号までの各報告については、ただいまの説明のとおりでありますので、御了承願います。         ────────────────────────── △日程第五 発議案 ○議長(八武崎一郎 君) 日程第五、発議案。  第六号発議案を議題とします。事務局長に発議案を朗読させます。      〔髙﨑事務局長朗読〕         ────────────────────────── 第六号発議案    電力の安定供給に関する意見書  右の議案を提出する。   平成十五年六月二十四日                  発議者 江戸川区議会議員 斉 藤 正 隆                               深 江 一 之                               竹 内   進                               川 瀬 泰 徳                               須 賀 清 次                               須 賀 精 二                               荒 井 輝 夫                               北 川   浩                               藤 居 阿紀子                               渡 部 正 明                               渡 辺 清 一                               田 辺 達 昭                               松 下 彰 男 江戸川議会議長    八武崎 一 郎 殿         ────────────────────────── ○議長(八武崎一郎 君) 発議者の趣旨説明を求めます。二十三番、荒井輝夫君。      〔二十三番 荒井輝夫君登壇〕(拍手) ◎二十三番(荒井輝夫 君) ただいま上程されました第六号発議案につきまして、発議者を代表し、案文の朗読をもちまして、趣旨の説明にかえさせていただきます。    電力の安定供給に関する意見書  東京電力株式会社による原子力発電所の点検、補修作業における数数の不正問題は、長年の理解と協力を得てきた電源立地地域住民に、原子力発電に対する不安と不信を呼び起こしました。  原子力発電は、長期的かつ安定的なエネルギーの確保という観点から、その重要性は認識されてきましたが、今回の不祥事により、東京電力株式会社の信頼は失墜し、ひいては、全ての原子力発電所が停止するという最悪の事態を招くこととなりました。
     現在、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所の二基が再開しましたが、この二基だけで夏の電力需要に対して、その供給が間に合うかどうかが懸念されています。仮に、供給不足に伴う停電という事態になれば、国民生活に重大な影響を与え、我が国の社会経済全体にとって多大な影響を及ぼすことは明らかです。  本来、この問題を引き起こした最大の原因は、東京電力株式会社の隠ぺい体質にあります。事業者自身が体質を改革し、失われた信頼を取り戻すことが最重要課題であります。一方、国においては事業者を監督する立場から、原子力発電の安全確保に万全を期すとともに、事業者の体質改善実現のための監督責任を果たさなければなりません。更に、関係機関においても、電源立地地域住民の安心、安全の確保を最優先に考慮した信頼回復への早急な取り組みが必要です。  よって、江戸川区議会は、国会及び政府に対し、東京電力株式会社に対する指導・監督の徹底を図り、一日も早く、電力の安定供給に向けた運転が再開できるよう強く要望します。  以上、地方自治法第九十九条の規定により、議長名をもちまして、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣、経済産業大臣、環境大臣あて意見書を提出するものであります。  全会一致の御賛同をくださるようお願いいたしまして、趣旨の説明を終わらせていただきます。(拍手) ○議長(八武崎一郎 君) お諮りします。  ただいまの説明により御了承を得たことと思いますので、質疑並びに討論を省略し、原案のとおり直ちに決することに御異議ございませんか。      〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(八武崎一郎 君) 異議がありますので、採決します。  第六号発議案、電力の安定供給に関する意見書について、賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕 ○議長(八武崎一郎 君) 起立多数であります。したがって、第六号発議案は、原案のとおり決定しました。         ────────────────────────── △日程第六 陳情 ○議長(八武崎一郎 君) 日程第六、陳情。  ただいままでに受理した陳情は、お手元に配付した文書表のとおりそれぞれ関係委員会に付託します。         ────────────────────────── ○議長(八武崎一郎 君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。  なお、明日二十五日は常任委員会における議案審査のため休会し、次回は六月二十六日午後一時から本会議を開会します。  本日は、以上で散会します。      午後一時四十五分散会...